投資額を半分に減らした年があります。理由は暴落ではなく、お金がなかったからです

実績・記録

整理していたら、当時の投資方針書が出てきました。

2009年から2012年まで、計画と結果が残っています。

見返して、いちばん目についたのはここでした。

投資額が、毎年減っています。

1年目に350万円入れて、4年目には36万円になっていました。10分の1です。

相場が怖くなったからではありません。お金がなかったんです。

つみたていぬ

入金を減らしてでも、投資は止めなかったぞ。

この記事の目次

  1. 家計簿から始まりました
  2. 当時のルールは、たった3つでした
  3. 2009年から2012年の、計画と結果
  4. なぜ投資を半分に減らしたのか
  5. 2012年、初めて目標に届きませんでした
  6. リスクとの付き合い方を覚えた時期でした
  7. まとめ

1. 家計簿から始まりました

投資を始めた1年目(2008年)は、完全に勢いで動いていました。計画は何もありません。

家計簿は、もともとつけていました。

1年ぶんの記録がたまると、年間の支出が把握できます。 そうすると、毎年いくら貯金できて、いくらが余剰資金なのかが計算できるようになる。

そこで思いました。

これは、計画的にしないとあかんやつや。

それで、投資の方針書を作り始めました。エクセルに1年分の目標を書いて、その通りに動く。年末に結果を書き込む。それだけのものです。

当時も作っている人はいたかもしれませんが、とにかく情報がありませんでした。ネットを探しても、こういう記録は出てきません。手探りでした。

投資の計画は、家計簿から始まりました。


2. 当時のルールは、たった3つでした

方針書に書いてあることを、いまの言葉にするとこうなります。

  • 手取りの8割で生活する
  • 残った2割を貯金に回す(生活防衛資金)
  • ボーナスは全額投資

これだけです。

毎月の投資額が3万円の年も、ボーナスで18万円を確保して年36万円、というふうに組んでいました。毎月の給料からは、たいして投資できていません。

もうひとつ、細かいルールがありました。

毎月25日前をめどに、銀行残高を20万円に設定

給料日前に口座を見て、20万円を超えていたら、余った分を貯金か投資に回す。残高を一定に保つやり方です。

このルールは、いまも同じです(→普通の会社員が1億になるまで、銀行口座はこの形でした)。

生活防衛資金そのものの考え方はみんな生活防衛資金貯めようぜに書きました。ここでは、実際にどう動いたかだけ出します。


3. 2009年から2012年の、計画と結果

方針書に残っている数字を、そのまま並べます。

月の投資年間の投資額貯金の目標年末の残高
2008(1年目)計画なし350万円
20096万円116万円200万円250万円
20106万円75万円400万円350万円
20113万円36万円500万円450万円
20123万円36万円600万円530万円

投資額は減り続け、貯金の目標は上がり続けています。

当時の手取りは、2008年で350万円ほど。2011年にようやく400万円を超えました。

2009年の250万円には、共済を解約した40万円が入っています。保険との付き合い方は生命保険を解約した話に書きました。

買っていたものは、バラバラでした

内訳も残っています。2010年は先進国株式4本・新興国株式2本・日本株式1本・日本債券1本、合わせて8本です。

いまならオルカン1本で終わりですが、当時そんな商品はありません。カテゴリごとに自分で比率を決めて、個別に買っていました。何を持っていたか投資初期のポートフォリオを晒すに、それをどう整理したかポートフォリオの大掃除に書いています。


4. なぜ投資を半分に減らしたのか

ここが本題です。

リーマンショックが怖かったからではありません。

理由は単純で、お金がなかったからです。

  • 給料が低い
  • 嫁は働いていない
  • 子どもが生まれたばかり

生活防衛資金を貯めて、貯金もして、残った分でなんとか投資資金を捻出していたというのが実態です。

目標を上げ続けたのは、2年分に届かなかったから

貯金の目標が200万→400万→500万→600万と上がっていったのには、理由があります。

自分の場合は、生活費の2年分を目安にしました。それで計算すると、100万や200万では、まったく心許ない。

だから毎年、目標を引き上げていきました。

投資より、生活の安定を先に置きました。

優先順位を変えた、ということです。


5. 2012年、初めて目標に届きませんでした

きれいな話ばかりではありません。

2012年は、口座に600万円を貯める計画でした。

結果は530万円。目標の600万円には、70万円届きませんでした。

前の3年は毎年100万円ずつ増えていたので、増加額のほうも80万円まで落ちています。初めての未達です。

計画を立てても、その通りにはいきません。それでも、投資はゼロにしませんでした。


6. リスクとの付き合い方を覚えた時期でした

20年やってきたいまの目で見ると、あの判断が正解だったかは分かりません。

2009年から2012年は、リーマンショックのあとです。教科書どおりなら、下がっているときこそ買い増すべきでした。実際には、逆に減らしています。

ただ、生活防衛資金は絶対に必要でした。これは間違いなく言えます。

そして結果として、自分にはこのほうがうまくいったと思っています。

リスクとの付き合い方を覚えた時期でした。

無理に突っ込んで、生活が苦しくなって、途中でやめていたら、いまはありません。減らしてでも続けたことのほうが効きました。

実際、あとから計算して驚きました。

月3万円だった4年間(2011〜2014年)に入れたお金144万円
それが、いま974万円

約6.8倍です。その3倍以上を1年で入れた年より、この4年間のほうが増え方は大きくなっていました。早く入れたぶん、複利の効く時間が長かったからです。計算の中身は毎月いくら積み立てるべきかに書きました。

情報がなくて手探りでやっていた時期ですが、この経験は意外と役に立っています。


7. まとめ

  • 投資の計画は、家計簿から始まりました
  • ルールは3つ。手取りの8割で生活・残り2割を貯金・ボーナスは全額投資
  • 投資額は350万→116万→75万→36万と減り続けました
  • 理由は暴落ではなく、お金がなかったから。生活の安定を先に置きました
  • 2012年は目標未達。それでも投資はゼロにしませんでした

これから始める方に言えることがあるとすれば、ひとつだけです。

計画どおりにいかないのが普通です。

金額が減ってもいい。目標に届かなくてもいい。続いてさえいれば、あとから効いてきます。

完璧な計画を立ててから始めようとすると、永遠に始まりません。多少雑でも、まず動く。動きながら直していく。それで十分でした。


投資は自己責任でお願いします。この記事は特定の金融商品を推奨するものではありません。

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