1億あっても、1ポイント拾ってます【楽天ポイントの使い道を全部公開】

インデックス投資

楽天証券で、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を積み立てています。いわゆるオルカンですね。

支払い方法を楽天カードと楽天キャッシュに設定しておくと、ポイントが貯まります。月750ポイント、年間で約9,000ポイント。

一度設定してしまえば、あとは積み立てているだけで自然についてくるおまけです。

ただ、先に一つ書いておきます。

資産が1億円を超えた今も、私は楽天アプリで1ポイントをポチポチ拾っています。

毎日です。1ポイントです。

目の前の小銭は、めっちゃ拾う。自分でもどうかと思うのですが、やめられませんね。

今回は、そのポイントを実際どうしているのかを全部書きます。カードの引き落としに消えていく話、余ったポイントをビットコインに突っ込んで、マイナス29.5%になっている話。そして「もし楽天のポイントが全部なくなったら、自分はどう動くのか」という話まで。

結論だけ先に言うと、ポイントはやっぱりおまけでした。

でも、おまけにしては魔力が強すぎます。

つみたていぬ

1億持ってても、1ポイントは拾うんやね。

この記事の目次

  1. まず、いくら貯まるのか
  2. 貯まったポイントは、ほとんど手元に残らない
  3. 余ったポイントは、ギャンブル枠にしている
  4. 100ポイントは、相場の体温計にしている
  5. 1億あっても、小銭は拾う
  6. でも、経済圏を越えてまでは取りに行かない
  7. もし楽天のポイントが全部なくなったら
  8. まとめ

1. まず、いくら貯まるのか

楽天証券の積立は、支払い方法によってポイントの還元が変わります。

支払い方法月の上限還元率月間ポイント
楽天カード(通常カード)10万円0.5%500ポイント
楽天キャッシュ5万円0.5%250ポイント
合計15万円750ポイント

自分は毎月15万円をオルカンに積み立てているので、月750ポイント・年間で約9,000ポイントです。

使っているのは通常の楽天カードです。ゴールドやプレミアムのほうが還元率は高いのですが、年会費を考えると元が取れないので、そこは追いかけていません。

設定は最初の一回だけです。手順は楽天カード積立でポイントをもらう方法に書いたので、そちらを見てください。

ここまでは、よくある話です。

問題はこの先で、この9,000ポイントを実際どうしているのか、あまり書かれていません。自分の場合を全部書きます。


2. 貯まったポイントは、ほとんど手元に残らない

まず、カードの引き落としに使っています。

といっても、充てているのは数百ポイントです。 請求額の端数を整えるくらいの使い方で、ポイントで支払いを大きく減らしているわけではありません。

楽天市場の買い物では、ポイントを使っていません。端数の調整と、あとは次の章の使い道だけです。

わが家は楽天経済圏です。モバイルと銀行は必須。ふるさと納税も楽天市場でやっています。なので、ポイントが入ってくる場所は積立だけではありません。

あちこちから少しずつ入ってきて、端数の調整に少し消えて、残りが余ります。

そして、投資の成果とは桁が違います。

オルカンの評価額は、いい月も悪い月も、勝手に何百万円と動きます。一方でポイントは、月に数百円から千円ちょっとの世界です。

桁が3つ4つ違うのに、なぜかポイントのほうを拾いに行ってしまう。その話は5章で書きます。

そして、余ったポイントの行き先が、けっこう問題でした。


3. 余ったポイントは、ギャンブル枠にしている

余ったポイントは、楽天ポイントビットコインに放り込んでいます。

ポイントのままビットコインの値動きに連動するサービスです。現金は1円も使っていません。

成績を出します。

突っ込んだポイント41,583ポイント
いまの残高29,282ポイント
損益-12,301ポイント(-29.5%)

楽天ポイントビットコインの運用画面。29,282ポイント、運用益マイナス12,301ポイント

投資歴20年の私が、ビットコインの値動きを読めないとでも思いましたか。

見事な高値掴みです。

ビットコインは2025年8月に1,774万円をつけています。私が入れ始めたのは、だいたいそのあたりです。逆にすごくないですか。

そこから1年かけて、1,000万円あたりまで下げました。約4割の下落です。

ここで投資のセオリーで言えば、損切りをするか、せめて手を止めるところですね。

しませんでした。

損切りができず、ナンピンし続けています。下がったらポイントを追加する。また下がる。また追加する。

そうすると、どうでしょう。

見事なマイナス29.5%。

しかもこれ、いい日の数字です。日によっては30%以上やられています。

それでも毎月、貯まったポイントを追加しています。

はい、悪手。

PayPayのポイントでも同じことをしていて、こちらはSPXLに連動するコースに入れています。S&P500の3倍レバレッジです。3倍。まともな投資ではありません。

そしてこちらはプラスです。相場が良かっただけで、自分が上手いわけではありません。ビットコインで負けて、レバレッジで勝っている。何をやっているんでしょうね。

なぜこんなことをしているのか。

20年インデックス投資を続けていても、「一発当てたい」という気持ちは消えないからです。消えると思っていましたが、消えませんでした。

だから、逃がす場所を用意しています。

ポイントで投機をしているおかげで、現金で投機せずに済んでいる。

ポイントだから、痛くない。痛くないから、悪手を打てる。悪手を打っても、本体は無傷。

意図してこうしたわけではないのですが、結果として、いい仕組みになっていました。

もし同じことを現金の1億円でやっていたら、この記事は書けていません。


4. 100ポイントは、相場の体温計にしている

もうひとつ、決まった使い道があります。

毎年1月に、100ポイントだけ楽天ポイント運用のアクティブコースに入れています。

こちらはギャンブルではありません。その年の相場を測るための温度計です。

自分の資産はもう数字が大きすぎて、-5%が数百万円の減少になります。見るたびに無駄にざわざわしてしまう。でも100ポイントなら、年初来-10%になっても失うのは10ポイントです。感情が入らないので、冷静に見られます。

同じ「ポイントを運用する」でも、ビットコインとは目的がまるで違います。

  • ビットコイン … 一発当てたい気持ちの逃がし先
  • 100ポイント … 感情を抜いて相場を見るための道具

この100ポイントの話は、784万円減っても動かず。私が見ていたのは楽天ポイント100ptでしたにくわしく書きました。


5. 1億あっても、小銭は拾う

ここまで書いてきて、自分でも思います。

ポイントに、時間を使いすぎです。

楽天アプリを開いて、ポチポチして1ポイントもらう。毎日やっています。

1ポイントです。1円です。

その一方で、オルカンの評価額は、私が寝ている間に何十万円も動いています。今年でいえば、1ヶ月で491万円の含み益が消えた月もありました。そのときは何もしませんでした。

491万円には動じないのに、1ポイントは拾いに行く。

冷静に考えれば、おかしな話です。時給に換算したら目も当てられません。

でも、やめられないんですね。

理由を考えてみたのですが、たぶん損得ではありません。

投資の話でもよく出てくる、ラストエリクサー問題です。

ゲームで、いざというときのために取っておいて、結局クリアまで一度も使わないやつ。強い敵が出てくるたびに「まだ使う場面じゃない」と判断して、最後まで持ったままエンディングを迎える。

お金でもまったく同じことが起きます。「ここぞ」を待っているうちに、使う機会が来ないまま終わる。

私のお金の使い方は、完全にこれです。VYM分配金の使い道を全部公開で書いたとおり、使う練習をしないと使えません。

そして拾うほうは、その裏返しです。

落ちているんだから、拾わないと損。

だって、落ちてるんだもの。

同じ人間の中で、この2つが同時に動いています。使えないのに、拾う。 減らせないのに、増やしたい。

資産が増えても、値段の安いほうを選ぶクセや、もらえるものはもらっておくクセは、まったく消えませんでした。20年かけて資産は1億になりましたが、中身の人間は20年前とほとんど同じです。

これはもう、直らないと思っています。


6. でも、経済圏を越えてまでは取りに行かない

ここまで読むと、私がポイントに弱い人間だと分かってもらえたと思います。

実際、心が動いた瞬間があります。

SBI証券のクレカ積立です。

三井住友のオリーブに、上位グレードのカードがあります。なんとかインフィニティみたいな名前のやつです。名前もうろ覚えですが、積立の還元率がかなり良いらしい、という話だけ耳に入ってきました。

ちょっとそそるぞ。

本当に、ちょっとだけ思いました。

でも、やめました。

理由は単純で、ポイントに振り回されるのはあかんなと思ったからです。それに、私はもう一度やらかしています。

証券口座を3つに分けて、集計のたびに3回ログインして、メールが3倍来て、確定申告でも苦労しました。その話は証券口座を3つに分けた失敗に書いています。

散らかすのは一瞬で、片づけは一生です。

そのうえで、自分なりの基準ができました。

  • 自分の経済圏の中で起きたことなら、乗る。楽天が新しい還元を始めたなら、いっちょやりますか、となります
  • わざわざ他所の経済圏に一枚噛みに行くのは、別の話。ここは慎重に考えます

ポイントをライフハック的に使いこなしている人がいるのは知っています。上手い人は本当に上手いです。否定するつもりは一切ありません。

ただ自分の場合、取りに行った先で増える管理の手間が、たぶん還元率を上回ります。1億円を1つの証券会社にまとめて、月1回の集計で済ませている今の状態のほうが、私には価値があります。

ポイントで動くには、資産が大きくなりすぎました。

そそられはします。でも、動きません。


7. もし楽天のポイントが全部なくなったら

ここまで書いてきて、自分でも確かめたくなりました。

明日、楽天がポイントを全部やめたら、私はどうするのか。

考えてみた結論は、こうです。

動きません。

ただし、かなり残念な気持ちにはなります。 ちょっと、ではありません。かなりです。ここまで読んでもらえば分かると思いますが、私はポイントが好きです。

それでも動かない理由は、はっきりしています。

移す先がないからです。

資産の移管そのものは、多少の手間はかかりますが、難しい作業ではありません。実際にやったこともあります。

問題は移した先です。1億円を、よく分からない証券会社に置きたくありません。

そうすると、現実的な移管先はSBI証券しかありません。そして今の自分にとって、SBIに移すメリットが皆無なんですね。手数料も商品もほとんど変わらない。楽天証券の画面には20年慣れています。

つまり、こういうことです。

ポイントがなくなっても、動く理由にはならない。

これが「ポイントはおまけ」の答え合わせでした。

そして実は、似たことをもう経験しています。

昔は、投資信託を持っているだけで、残高に応じてポイントがつきました。何もしなくても、毎月です。それが改定されて、今はほとんどつきません。

はっきり言って、改悪です。

でも、私は動きませんでした。20年のトータルで何ポイントもらったのかは、もう分かりません。集計していないからです。ただ、結構なプラスにはなっているはずです。

それだけもらっておいて、その蛇口が閉まったときに、私は口座を移しませんでした。

答えは、あのときにもう出ていたわけです。


8. まとめ

  • 楽天証券の積立で、月750ポイント・年間約9,000ポイントが貯まる
  • 使い道は、カードの端数調整と、ビットコインと、100ポイントの体温計だけ
  • ビットコインは高値掴みからナンピンを続けて、マイナス29.5%
  • でも現金でやっていないので、痛くない。ポイントで投機しているおかげで、現金で投機せずに済んでいる
  • 資産が1億になっても、楽天アプリで1ポイントを拾っている
  • SBIのカードにそそられたことはある。でも動かなかった
  • ポイントが全部なくなっても、動かない。過去に改悪されたとき、実際に動かなかった

ポイントはやっぱり、おまけでした。

おまけが良かったから楽天を選んだわけではありません。20年使ってきて、たまたま楽天だっただけです。順番が逆になると、口座もカードも増えていきます。

なので、ポイントはほどほどでいいと思っています。

拾うのはやめません。ビットコインにも入れ続けます。そこで満足しておけば、本体の1億円は静かにしておけますから。

でも、そのために口座を増やしたり、経済圏を移したりはしません。

ほどほど、というのは「やめておけ」ではありません。振り回されるな、という意味です。

拾うぶんには、実害はありません。害が出るのは、ポイントを理由に何かを決め始めたときです。証券口座を選ぶ理由がポイントになったら、たぶんどこかで散らかります。

さーて、明日も楽天アプリを開いて、1ポイント拾うとしますか。

つみたていぬ

ポイントで負けとくぐらいが、ちょうどええんかもね。


投資は自己責任でお願いします。この記事は特定の金融商品・サービスを推奨するものではありません。

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